さて、先週はバック転レッスン自体がお休みだったので、ブログの方も更新しなかった。
今週は時間の都合で、本人自己申告の5本勝負を行った。
といっても、やはり基本となるジャンプ練習はやってもらうことにした。
彼の場合、腰を低く落としすぎる癖がある。こうすると膝を伸ばす時に、左側に曲がってしまうのだ。 まあ、おそらく左足の蹴り出しの意識が薄いのだろう。
それを回避するためにも、ジャンプの練習は彼にとって必須だ。 もちろん屈伸が浅すぎると、強く蹴り出せない。だから彼にとっては、ジャンプが左側に曲がらないギリギリの屈伸の角度を追及する必要があるのだが…
このようにスキルを磨いてバック転をマスターする方法は、案外手間が掛かる。 やはり即効性のあるのは、フィジカル面の強化ということになるだろう。
体の固い人は、柔軟性をアップさせるだけで、驚くほどバック転がやりやすくなるはずだ。 その場合は、肩と上体反らしを強化する。
パワー不足の人は筋トレだが…バック転に関係のない、スクワットなどの筋トレをするよりは、より実体的な動作に近い運動を行ったほうがいい。
さて、自己申告の5本を跳んでもらったが、やはり左に曲がるクセが出てしまう。 ただし、危なっかしい99%自力バック転だが、補助はほとんどしていない。
万が一の場合に備え、手を添えてスタンバイしているといった程度だ。だからできていると言ってもいいんだが、まだ危険な手の着き方をしているので、単独での試技は許可できない。
もう一つの問題は手の振りだ。彼の場合、しゃがみ込んだ時点で腕の位置は、ほとんど体側の位置、つまり真下を向いている。
理想でいえば、この時点で腕は後方に水平近くまで上がっているのが望ましい。 ただし体幹部が前傾してはならないから、その点は要注意だ。
この腕の後方伸展がうまく使えると、バック転の際の回転力が圧倒的に違ってくるのだ。
本人に聞いたところ、「やっているつもり」ということなので、まずは意識レベルでやれるようになるところからはじめるしかない。
これを読んでいるあなたも地道ながら、しゃがみ込んだときの腕の後方伸展を何度も繰り返して(イメトレも含め)、無意識レベルでできるようになるようにしてほしい。