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 さて、今週のバック転レッスンは、やや軽めにあっさり終了。なぜかというと、それはS君の自己申告だったからなのだが。

まあ、ちょっと疲れてしまったのかもしれない。 ということで5本程度跳んでみて、最初は補助が必要な状態から、徐々に感覚を取り戻してきたが、完全補助なしでは成功しなかった。

やはり持っている力を、十分に生かしきれていないという印象が強い。 が、本人が戦意喪失状態だったので、あれ以上やっても無意味だったと思う。

その後、自宅でできるバック転の補助トレーニングを復習した。

彼にも説明したのだが、これらの補助トレーニングは、いくつかのリスクを回避できるというメリットがある。 それを挙げておこう。

● 場所のリスク。(練習場やマットを必要としない。⇒自宅の部屋でできる。)

● 時間のリスク。(体育館などに通う必要がない。⇒いつでもできる。)

● 危険性のリスク。(安全にできる。)

少なく見積もっても、以上三つのリスクを回避できる練習法であるわけだ。

そしてメリット。

 ● 一人で行える。

● バック転に必要な基礎体力をつけることができる。

 ● バック転以外の動作へも発展させることができる。

逆にデメリットも当然ある。

 ● 場や他人からの強制力が働かない。(自分の意思でやらなくてはならない。)

● 継続しないと効果が出ない。

● 即効性を感じられない。 ざっと挙げるとこんな感じだろうか。

2012年は、バック転の補助トレーニングを統合して、連続性のある技術体系として発表したいと考えている。

 今週は、ようやくうれしい報告ができるぞ!

 そう、S君が自力でバック転をやったのだ。まだまだ不安定ではあるが、とりあえず何回か決めたので、完成と考えていいだろう。

ただし、まだ一人で跳ぶのは禁止している。というのも、ちょっとのミスでケガをするかもしれない不安定さがあるためだ。

まだ、私の補助がスタンバイしている状態でないと、危なっかしい。 もう少し蹴り出しに余裕が出れば、確実に倒立をオーバーできるので、それが完全にできるようになったら、ようやく免許皆伝ということになろうか。

 しかし当の本人は、感動がないというか「あれ、こんなもの?」みたいな感じで、意外にあっけないリアクションだったなぁ。

現状のフォームでは、やはり下半身の蹴り出しが弱いので、これが完全になればかなり安定したバック転になるだろう。

あとは細部を改善すればするほど、楽に跳べるようになる。 しばらくはバック転だけに絞って、本数を多く跳ぶようにするほうがいい。

自分で自在に操れるようになってからでないと、他の技にトライするのはお勧めできない。

彼としては、次はバック宙。そして旋子転体へと、夢は広がっているようだから、今後もこのレッスンは続いていくだろう。

それではS君、改めて「おめでとう!」

さて、今週のバック転だが、あとちょっとの惜しいところで終了した。

S君の場合、これまで以下のような三つの問題を抱えていた。

● 左に曲がってしまう。

● 下半身を伸ばし切れていない。

● 腕の振りが甘い。

それが今回初めて、全ての問題をクリアしたフォームで跳ぶことができたのだ。 その結果、完成形のフォームを実演することができた。これには私もビックリした次第だ。

というのも私の見込みとしては、このまま続けていって、まぐれでもいいので自力で安全に回ることが一度でもできれば、バック転の感覚がつかめるはず。

その後は、その感覚を安定させてから、フォームを修正していけばいいだろうと考えていたのだ。

それがいきなり理想的なフォームで跳んだのだから、私も驚いたが、本人も驚いていた。

その時は、私も補助をするという前提でいたので、完全な自力で回ったわけではない。しかし、あの場合補助なしでも、自力で回った可能性は高かった。

ということで、このパフォーマンスをピークにして、あとはいったり来たりで、完全自力は達成できなかったが、悪い癖が出なければ、かなりの達成度で跳べていた。

正直言って、ここまでくるのに時間は掛かりすぎだ。しかし私の経験だと、多くの人はこれだけ時間を掛ける前に挫折してしまう。

S君は「成功するまで続ければ成功する」という教訓を自ら体現してくれているわけだから、貴重な存在だと思う。だからついつい、指導にも熱が入ってしまうのだ。

ただし、バック転体を作らずにバック転の実体的練習をやっても、すぐにできることはない、ということを証明してくれていることにもなるのだが・・・

この点については、また取り上げることにしよう。

 さて、今週のバック転レポートだが、ようやくうれしい報告をできる時が来た! そう、S君が自力でバック転をやりかけたのだ。

 「やりかけた」などという、中途半端な言い回しになったが、これは完全に自力で成功させたのではないという意味ではある。

だが、ほぼ成功に近いといっていい出来であった。 やはり指導者として補助をしている責任上、完全に補助を外すにはまだ安定性にかけるため、完全自力ではないというわけだ。

しかし、本人の実感も、そして私の実感も、「回れたね~」という点で一致していた。

もちろんフォームは汚い。また左に曲がるクセがでてきている。でも、一度でも自力で回る感覚をつかめば、あとは練習あるのみ。

次回は、おそらく完全自力バック転を成功させることだろう。 その裏付けとして、S君は早々と「次はバック宙をやりたい!」とか、「旋子転体もやりたい!」と発言。

欲を出しすぎ!と思いつつも、この自信と意欲が、自力バック転成功の裏付けとなっているわけだから、悪いことではないだろう。

成功の要因としては、重心を高い位置で保ったこと。これは彼の良さを引き出すためで、全ての人に共通することではないが。

それから高く飛ぶことを心がけさせたこと。これは、間にジャンプを挟みこんで、ジャンプの感覚で後方に飛ぶように指導したのが功を奏した。

それからまだ不十分だが、彼自身は腕の振りを練習してきたようだった。以前よりも30%程度の上達であったが、それでも十分効果はあったようだ。

ということで、次回は完全自力バック転の報告予定だ!

さて、今週のバック転実技報告だ。

久々のS君は、やる気満々。 しかし、はやる気持ちを抑えて、きちんとストレッチからやってもらった。

上体反らしの柔軟性をチェックしたところ、バック転をやるには十分柔らかい。 つまり、空中でこの姿勢が取れるのなら、間違いなく自力で回れるだけの柔軟性は持っているということだ。

続いて肩の柔軟性をチェック。やはり多くの人に共通するように、肩が固い。 この方向のストレッチ自体が非日常的動作であるため、頻度とそれにかける時間が短い。 それからフォームが間違っているとは言わないまでも、かなり甘いところで止めてしまっている。そういったことも関連しているようだ。

 そしていつものジャンプ。私が背後から押さえて斜め上に跳ぶ。 これはOKなので、次はジャンプして肩に乗らせる。これも滑らかにOK。

ここまでは問題ないので、このパフォーマンスを実技で発揮できれば、成功するのだが…と思いつつ、補助をすることに。

いざ跳んでみると、悪い癖が出てくる。 まず、左側に曲がってしまうクセだ。

難度か修正を試みて、ふと彼の跳ぶ時のスタンス、足の幅が広すぎることに気付いた。直接関係あるかどうか分からなかったが、以前と違っているような気がしたので、やや狭いスタンスで再挑戦してもらうことにした。

すると、たったこれだけのことで、曲がるクセが修正されたではないか。

しかしここまでで、すでに十本以上連続で跳んでいるS君。さすがにパフォーマンスが崩れてきたので、終了することにした。

曲がるクセが直っただけでも、かなりの成果だが、もう一つの問題点がある。 それは腕がしっかり振れていないということだ。

特に後方のストロークをほとんど使えていないため、回転力をうまく作れないでいる。

脚による後方蹴りだしと、腕による回転力の発生、そして上体反らし。この三つが連動すれば、彼の基礎体力ならすでに成功しているはずなのだ。

ということで、今回も来週に期待!ということで終了。

さて、しばらく諸事情のため、バック転練習が休止となっていた。そのためブログも更新できなかったわけである。

そして今週は、先週の帰り際、S君が「来週は、バック転お願いします!」と、力を込めて頼んできたので、私も楽しみにしていた。
ところが何と、風邪でS君がレッスンをお休み。
ということで、またもや今週もお休みとなってしまった。

あ、ちょっとだけ、女性会員の方の基本をチェックしたので、その報告をしておこう。
彼女にも、スクワットなど家でできるトレーニングを紹介しているのだが、まじめに取り組んでいるようで、かなり成果を上げてきている。
今回チェックしたのは、ジャンプ。
まずその場で、背中を補助してジャンプ。これがOKだったので、ジャンプして後方に反り返り、私の肩に乗っけるバージョン。これもOK。
彼女は、マットがあって、もう少し基礎体力が付いたら、S君よりも先にバック転をマスターするかもしれないな~
その後、倒立をチェック。これもかなりいい。
その場で上体を反らせて、ブリッジをできる柔軟性もあるからね。後はもう少し肩を柔らかくすると、全ての動作が楽にできると指導した。
それから、倒立の時に体の締めが足りないので、ちょっと意地悪なチェックもしてみた。
腕立ての姿勢で、まず両足を補助が持つ。そして「体を締めて」といって、一方の足を離すのだ。すると大抵離されたほうの足は、床に落ちる。

このように一方の足を持った状態でも、他方の足を真っ直ぐにそろえておくことが重要なんだね。こうすることで、両足を締めるということを体で体験させるのだが、彼女はなかなかいい感じだった。
かなりバック転体に近付いているようである。
S君もがんばらないと、マジに彼女に先を越されてしまうかも…ということで来週が楽しみだ!

今週のバック転レポートは、久々の実技編だ。

前回までのジャンプ練習で、かなり自信をつけたS君。 今回は先週の宣言どおり、久々に補助付きバック転に挑戦した。

まずはその前に、前回までの復習。 ヒンズー・スクワットと、バック転スクワットのフォームチェックだ。

ヒンズー・スクワットは、まあまあだったが、バック転スクワットは、フォームを間違えていた。

 フォームが違うと、リズムが狂ってくるから、やっている意味が無かったりする。 まあ多少違っていても、リズムがあっていれば問題ないのだが、やはりシンクロしていない。

そのあたりを修正してから、「じゃあ、みんなで一緒にやってみよう!」と、鏡に向かって私と一緒に、バック転スクワットを行った。

 一緒にやることで、私のリズムにシンクロさせることが目的なのだ。

そして、さらに補助付きジャンプを三種類行ってから、いよいよ実技だ。

 「最初は強めに補助するよ!」と言いつつ、一回目の試技。 軽やかさにかけるのが気になる・・・

そして補助を弱めて二回目の試技。 下半身が伸びていない、という悪い癖が出てきてしまった。

まあ、アクパラ後ということもあり、疲れもあるのだろう。

それから重心を低くし過ぎで、十分蹴れないのかもしれない。

どちらにしても、克服するのは本人しかないのだ。 後方への跳躍運動であるバック転で、下半身を伸ばして十分ジャンプしない、という癖を克服するのは、本人の問題なのは明白だ。

そこでは私が力を貸すことは出来ない・・・

といいつつ、来週は更なる補助トレーニングを処方してみることにしよう。