「技術レポート」カテゴリーのアーカイブ

今週は、バック転の実技練習がお休みであった。

そんな時、S君から問題発言が…
曰く「知り合いの新体操経験者の人に聞いたんですけど、側転もやらずにバック転をやるなんて…側転をマスターしてからにしたほうがいいよ…と言われました…」

まあ彼としては、なかなか完成しないことに焦りを感じているのかもしれないが・・・

それはそうだよ。当たり前のことだ。
確かに、側転をやらずしてバック転をマスターしようだなんて、無謀もいいところ。

しかし自分でできることは自分でやるのは当然のこと。その上で、できないことを教わるのが練習の正しいありかただ。

この場合は、補助による実技練習がそれに当たる。

それからマカコに至るまでの、自宅でできる練習法も伝授した。そう考えると、家でできることをきちんとやっていたのかどうかが、毎週の練習に反映されるわけだ。

ということで結論から言えば、『バック転体』ができていれば、短期間で(時にはすぐにでも)バック転はできる。
逆に『バック転体』ができていなければ、バック転の実体的練習をいくら積んでも、なかなかできるようにはならない。
結局のところこの場合は、バック転の実体的練習を通じて、『バック転体』を作っているわけだから、やっていることは同じなのだ。

ただし、補助に依存した実体的練習だと、週に一回で、しかも15分程度だと練習量としては圧倒的に不足しているのは分かると思う。このやり方だと、非常にリスキーだ。

それに対して自宅で、プライベートタイムで『バック転体』を作るトレーニングを積んでいれば、その人にとっての最短でバック転をマスターできるのは当然のことである。

さて、マカコに至るまでの練習体系「ハイパー・マカコ」では、シッティングからのサイドフリップも当然含まれているし、彼にも伝授してある。
ただその時は、彼が実体的練習を望んだので(舞台に間に合わせたいため)、やり込むことはなかっただけなのだ。
要するに彼は、実態的な練習に目を奪われて、すっかり忘れているんだね。つまり普段やっていないわけだ。

これを読んでいるあなたも、何らかの方法で『バック転体』を作る練習を取り入れたほうが、バック転をマスターするには近道であることを覚えておいた方がいいよ。

ヒップアップ強化月間

Posted: 5月 17, 2011 カテゴリー: 技術レポート

今回も実践編は中止、 ということで、今回は ヒップアップ強化月間ということで、 もう一度やり方を確認しておこう。

ヒップアップとは、倒立の一種だ。 違いは、足を伸ばさずに 折り畳んだまま倒立することにある。 ポイントは、 腰=重心 を上げるということにある。 その点を強調するために、 ヒップアップという名称にしただけでなく、 脚を折り畳んで、 ダイレクトに腰を上げる運動 という形態をとったわけだ。

やり方だが、 まず、下半身のジャンプで 腰を持ち上げる。

だから手の平は、 床につけたまま行うのだ。 重心移動や倒れこみによる 反動を使ってはいけない。 あくまで、下半身のジャンプで行う。

 手と足の距離は、 近い方が重心移動が滑らかになる。 しかし、やってみるとわかるが、 近すぎるとやりづらい。 だから、やりやすい範囲で 最も近いポジションを 探す必要がある。

以上に注意して、 毎日ちょっとずつ行ってみてほしい。

今回は、理論編のまとめ!

Posted: 5月 17, 2011 カテゴリー: 技術レポート

今回は、実践編がお休み。 ということで、 前々回同様 理論編のまとめをお届けしよう。

前々回は、メインシステムの 構成をお伝えした。

もう一度復習しておくと サイドフリップ=側転 を中心に、 フロントフリップ、バックフリップ をマスターする。 これがメインシステムだ。

そして、これらの基本となるのが、 ヒップアップである。 ヒップアップとは、 要するに倒立の一種なのだが、 足を振り上げる倒立ではなく お尻を持ち上げることから そう呼ばれている。

 重心=お尻 を 最短距離で上げて 肩の鉛直線上に持ってくるのが 倒立の極意であるから、 足を振り上げない 倒立を練習するわけだ。 これがヒップアップの意味である。

それから反動を使わずに、 足で床を蹴って体を持ち上げる、 その練習も兼ねている。 これがバック転の しゃがみこんだ状態からの 蹴り出しの活性化~筋トレ というわけだ。

ヒップアップを数多くやっていると 倒立に必要な筋肉が鍛えられてくるので、 倒立自体が やりやすくなっているはずである。

これらをたくさんやっていると、 肩周りや、手首の筋力 などが鍛えられてくる。 それだけではなく、 重要なのは、 制御力がついてくるということだ。

 これらの運動は、 勢いをつければ 簡単に出来る。 しかし、目的は、 制御力をつけることなのだ。 そして制御力がつけばつくほど、 マカコへの距離が近くなる。

だからこそ、 このヒップアップを コンスタントに継続していってほしい。 これが安全な自力バック転の 最短距離なのだから。

ローリング・プレスの紹介だ

Posted: 4月 19, 2011 カテゴリー: 技術レポート

今週もバック転実技はお休み、ということで、補助トレーニングを紹介しよう。

ちょっと考えてみてほしいのだが、バック転をやることが目的として、

バック転以外の床で転がったりなどの体操系の動きができなくていいかというと、そんなことはない。

床運動、つまり床の上で自分の体をコントロールできなくては、バック転ができるはずないことは、容易に理解できるだろう。
そこでオススメのオリジナル運動を紹介だ。

名付けて、ローリング・プレス。

ではやり方だ。

一畳ほどのスペースを確保してほしい。

そこでまず、腕立て伏せの姿勢をとる。

その体勢から勢いをつけて、両足を両手付近まで近づけ、しゃがんだ体勢となる。

勢いを生かしたまま、背中を丸め後方に転がる。

後転をする必要はない。後頭部が床に着くあたりで回転を停止して、前方に転がり戻る。

起き上がりざまに、床に両手を着き、勢いよく後方に両足を投げ出し、腕立ての姿勢に戻る。

これでワンセット終了。十回もできれば、上出来だ。

注意点は、転がるときに、背中を丸めること。

そして、なるべく一挙動に行うこと。

気軽にアクション気分を味わえる運動でもあるので、楽しみながら挑戦してもらいたい。

それでは、また来週!